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胴体の捻転とモビリティ解析

投球や走行などの運動において,関体の捻転が角運動量の伝達や速度発揮に大きく寄与します.

この研究では捻転を最小モデルとして表現し,力学的に「モビリティ(動きやすさ)」を定義します.

筋の活動パターンを探索し,捻転によるモビリティの向上と怪我予防につながる知見を得ることが可能です.

運動伝播トルク解析

詳細な人体運動を解析するために,従来のラグランジュ法を拡張した部分ラグランジュ法を開発しました.

本手法を用いることで,リンクが多い系や分岐・閉ループ構造をもつ運動も効率的に解析可能です.これにより,任意の関節間で発生する運動伝播トルクを抽出でき,特定の動作が体全体に与える力学的影響を定量的に評価できます.

これらは,作業や生活動作の改善に応用が期待されます.

片麻痺患者の歩行モデル

片麻痺患者の効果的なリハビリの提供には療法士の知識や経験に依存しています.

そこで三次元SLIPモデルを用いた力学モデルに基づいて片麻痺の度合いを定量化します.

またこのモデルにより,片麻痺の運動メカニズムの解明に貢献できます.

生体信号の同時推定

この手法では電磁波による非接触センシングにて,心拍・呼吸・歩行といった複数の生体信号を同時に推定できます.

信号分離と引き込み現象の組み合わせにより,耐ノイズ性が高く安定した推定が可能となります.

軽装備で複数の健康指標をリアルタイムに取得できるため,応用先は医療分野や産業分野など多岐にわたります.

胎動検知

胎動は母子間の愛着形成,健康状態を知る重要な手法です.

この研究では,2次元超音波動画から時空間周波数解析を用いることで,事前学習無で胎動を捉えることが出来ます.

この技術により,胎動の定量的な評価が可能となり,健康・社会的側面のみでなくより詳細な胎児の発達についてセンシング可能となります.

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